燃え尽きからのうつを予防、気力が蘇るカウンセリング

できない部下の行動にイライラしなくなる3つのステップ

できない部下に注意するとき

何度注意しても遅刻する、何度教えても仕事を覚えない、何度指摘しても同じ間違いをおかす、どんなに働きかけてもやる気を見せない、そんなできない部下について悩んでいる方を、大きく二つに分けることができます。

できないのは部下に問題があり、自分には全く責任はない、悪いのは部下だと思うタイプと、できない部下にも問題があるけど、それを指導できない自分の方により多くの責任を感じ、悩んだり、落ち込んだりするタイプ。

過去の私は、後者でした。
後者のタイプは、私もそうでしたが、誠実にまじめに一生懸命仕事をして、責任感が強いタイプ。自分のどこに問題があって、自分の何が悪いのだろうと悩んでしまいます。
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私は30代の頃、ある職場で、責任者としてまじめに一生懸命仕事をしていました。
一人の若い男性部下が、時々遅刻をしていました。
もう少し早く来るようにと注意してもなかなか改善されず、一緒に働く彼の同僚からは、私たちも困るので、もっと厳しく注意して!と言われました。

今考えると、その時の私の気持ちは、部下をきちんと指導できない私が非難されているような気がしていたのです。
自分に自信がなかったのだと思います。自分の考え、判断、行動に100%の自信がもてなかったのです。

私に「○○さん、どうにかして!」といらいらした様子で、彼のことを訴えてきた人は、遅刻をする彼に対する不満をぶつけたのだと思いますが、その時の私は、私に対して怒ってるのかなあと、その不満は、私に向けられたものだと感じてしまいました。

きちんと指導できない私はダメな責任者だと思われている、もっときびしく注意しなくては、とそんな思いで、彼に注意しました。

正直な私の気持ちを伝えたわけではないので、当然のことながら、彼には私の気持ちが伝わらず、関係が悪くなってしまい、結果的に最後には彼は辞めてしまいました。
そうなって初めて、私は本当の自分の気持ちに正直に彼に接してなかった、と気づいたのです。

自分に自信が持てず、自分のしっかりとした軸をもてないため、周りからどう思われるか、どう評価されるかが気になり、無理をしてしまいます。

無理をせず、本来の私のままで、自分の正直な気持ちを彼に伝えていれば、結果は違っていたかもしれません。

どうすれば、部下に対して、本来の自分のありのままの姿でいられるのか、考えてみたいと思います。

1、まず一歩下がって、自分と部下の感情に注目してみる

例えば、何度注意しても同じまちがいをおかす部下がいた場合、あなたはきっと
なんでこんなことができないんだ、もっと注意すればミスしないはずなのに、この前も同じことでミスしたので注意したのに、伝わらなかったのか
など、考えれば考えるほど、イライラすると思います。

私の教え方が悪いのだろうか、私の注意の仕方に問題があるのだろうか、それとも彼は私のことを信頼できないのだろうか、と考え、自分を責め、自信をなくします。
そして、こんなできない部下がいると、私の指導力に問題があると思われるのじゃないかと心配になったり、このままだとこの先どうなるのだろう、私の仕事がどんどん大変になるのではないかと不安になったり、いろんな感情がわいてきます。

本当はこんな注意はしたくない、部下に嫌われるのも嫌だ
と、普段は意識してない感情にも気づくかもしれません。

一方、部下はどんな気持ちでしょうか。
ちょっと想像してみてください。

何度も同じミスをする自分のことをどう思っているのでしょうか?
あなたのことは、どう思っているのでしょうか?

それが事実かどうかが重要ではなく、あなたがその部下の気持ちを考えてみることが重要なので、自由に想像してみてください。

例えば、部下は、

今度こそきちんとしようと思うのに、なんで自分はすぐに忘れるのだろう
間違わないように注意しているのに、間違うのは仕方がない
仕事のできない自分は、嫌だなあ
なんで私ばっかり注意されるんだろう?
あの上司は、私のことが嫌いなんだろうか?
間違うことも、注意されることも、全く気にならない
私のことは、もう放っておいてほしい

など、想像できます。

普段意識していない感情に注目することで、

私は、彼のことより、周りのことが気になってるのだなあ、とか
本当は注意したくないのだなあ、とか
このままだとこの先どうなるのか不安に思ってるのだなあ

など、客観的に自分のことを捉えることができます。

そして、もしかして部下は、

私が注意しても、気にしてないのかもしれない
あるいは反対に、
私が注意することが、ストレスになっているのかもしれない

と、いろいろな推測ができます。

自分と部下の感情に注目することで、一歩下がって、事実からちょっと距離を取る感じです。

仕事はある程度できるけれども、やる気が全く感じられない部下がいたとします。
ほめたり叱ったり、いろいろな働きかきをしてもどうしてもやる気を出さない部下に対して、辞めてもらいたいけれど、辞められても困る場合。

もし過去の私が上司だとしたら、私と一緒に働くのは嫌なのかなあとか、私の言うことは聞きたくないのかなあとか、何か気に入らないことがあるのかなあ、などいろいろ思って、自分に自信をなくしていたはずです。

そんな時も、ちょっと一歩下がって考えてみると、

私は部下に嫌われることを恐れているのだなあと気づきます。
部下がやる気を出さない→部下は私と一緒に働くのが嫌だと思っている→私はいい上司ではない
と、無意識に思ってしまうことがありました。

そのことに自分で気づけば、ちょっと楽になります。

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2、過去に同じような場面がなかったかを振り返る

次に、今までの人生で、できない部下に対して感じる気持ちと、同じような気持ちになったことはないか、振り返ってみてください。

子どもの頃、何をやっても行動が遅い同級生に対して、いつもイライラしていた
高校生の頃、部活動で自分が指導している下級生が、なかなかやる気を出さないことに対して、自分の指導法が悪いのではないか、自分が嫌われているのではないかと悩んだことがある

など、いろいろ思い出してみてください。

その時の相手の反応であなたが傷ついたり、うまくいかなかったりしたことで、無意識でまた同じようなことがあれば、うまくいかないのではと、不安になっているのかもしれません。

3、部下との理想の姿をイメージする

次にその部下と本当はどんな関係になりたいのかを、イメージしてみます。

例えば過去の私が、遅刻する部下のことで悩んでいた時、本当はどうなりたかったのかイメージしてみると、

彼が毎朝、遅刻せず出勤し、お互いに気持ちよく笑顔であいさつをする
彼が生き生きとした姿で、自分に与えられた仕事をしている
私も彼と一緒に働くのが楽しくて、気軽に彼に仕事をお願いできる

こんな風に具体的に、理想の場面をイメージしていくと、気持ちが明るくなってきます。
本当に実現するのは難しいなあと考えるとイメージできなくなるので、実現できるかどうかは横に置いといて、一番の理想をイメージしてみてください。
理想の姿になった時の気持ちを体感できると、幸せな気持ちになって、そうなると前向きな気持ちになって、今の状況も前向きに考えられるようになります。

困った、困った、嫌だ、嫌だ、どうしようなど、不安なマイナスの気持ちで、いっぱいのときは、身体も心も固まっています。
理想の姿をイメージして、幸せな気持ちになれば、身体も心もリラックスして、
ゆるんできます。

心身ともにリラックスできると、今まで困ったところしか見えなかった部下に対して、別のいい面に気づいたり、その部下に対する気持ちが変化します。
部下も、あなたの気持ちの変化を敏感に感じ取って、自分は信頼されていると感じ、無意識でそれに応えようとして、仕事に対する態度が少しずつ変化していきます。
同じ間違いを繰り返していた部下が、少し意識を変えるだけで、間違わなくなり、自分から積極的に仕事をしようと、思うでしょう。
少しずつ、自然に理想の姿に近づいていくのです。

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部下ができない理由は

部下が仕事ができないのは、あなたとの信頼関係が築けてないからです。
あなたが本来のあなたのままでリラックスできれば、あなたは自分のいい面を知り、自信も持ち、部下との信頼関係も築けるでしょう。
そうなると部下も自然に仕事ができるようになります。

でも自分一人では、なかなか本来の自分の良さに気づいたり、自信ももつことが難しい場合があります。
そんな時は、一緒に考えるお手伝いをします。
自分では気づかないあなた自身の魅力を、私がお伝えし、自分に自信が持てるようサポートします。
「部下とうまくやりたい!お試しコーチング」を、是非ご利用ください。

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